有害な蛍光灯の紫外線について

蛍光灯はすごく低圧の中に水銀ガスを封入します。エミッターから大量の電子を放出し、水銀ガスにぶつけて紫外線を発生させます。つまり蛍光灯の中ではまず紫外線が出来るわけです。発生した紫外線はガラス管に塗布された蛍光物質にぶつかり可視光線に変えられます。

蛍光灯の変換比率は、可視放射25%、赤外放射30%、紫外放射0.5%で、残りは熱損失となる。つまり可視光線の総量の2%は紫外線です。

「えっ、そんなに」と思われるかもしれません、しかも水銀ガスから発生するのは悪質なUVCです。このUVCは、紫外線の中でも強い殺菌作用を持ち、生体に対する破壊性が最も強いのです。

しかし発生しても蛍光灯のガラスは透過性の悪いガラスが使われていますので、UVCは外に出る心配はありません。ただし波長の長い紫外線が透過します。量は少ないですが確実に照射されていますので、それが商品などの変退色の原因になるわけです。蛍光灯に虫が集まるのもこの紫外線が原因だと考えられています。

コンビニ等の入り口に置いてある殺菌灯は別物です。虫を引き寄せることを目的にしていますから紫外線がよく透過する石英ガラスを使用しています。直接見ると大変危険です。直視しない様にしましょう。白内障の原因の1位が紫外線です。

また高い所に設置してあることの多い、水銀灯・メタルハライドランプ等も紫外線の放射が多く危険です。

06-6809-5050

受付時間: 月-金 9:00~17:00 (祝日・当社指定日を除く)

製品仕様のご質問・お見積り・LED化のご相談など、何でもお気軽にお問い合わせ下さい

次の記事

色温度について